中国の労働者は権利を強く主張する 勝利のためには「仁義なき戦い」も 日本人にもこのパワーが必要だ!
中国は個人主義の国である。ここでいう個人主義とは自分に利があれば良しとする風潮を言っている。すべての中国人がそうだとは決して思わない。ニュースでは極端な一面がクローズアップされ、それが増長されていく傾向もあるだろう。
賄賂が横行する国であるが、今まで腐敗とは関係がなかった中国市民も、自己の権利を強く主張し始めたようである。ますますアメリカに似てくる中国。これからどうなっていくのだろうか。それとは対照的に、自信をなくして逼塞する社会主義国・日本。こちらもこれからどうなっていくのだろうか。
私は下の記事の内容が決していいものだとは思っていないが、個々人が生きるために自分なりの方法を考えだし、それを実現していく社会は活力をもった社会だと思っている。一方、日本の社会は、少し乱暴な言い方になってしまうが、かなり末期的か。
働けるのに働くよりも生活保護を貰ったほうが楽だから働かないことにしている多くの若者がいる。これは赤信号をみんなでわたる安易な方向に流されているだけであるように思える。皆がしているから、そして皆が成功しているから私も、というところに日本の横並び主義、病根があるように思える。この横並びは良い方向に向かっているときには力を発揮するが、悪い方向に向かっているときには加速度的に国を悪くする。
日経ものづくり 2012年6月
「補償金」求めるストが中国で急増中、未然に防ぐには?
産経ニュース 6月5日
上海余話 “妊婦パッド”の裏技
女性が豊胸を夢見る「バストパッド」はおなじみだが、中国では最近、妊婦に似せた「おなかパッド」が売れている。
妊娠2カ月から臨月まで月ごとの大きさにきめ細かく対応。双子用もあり、柔らかく膨らんだ樹脂製の素材を腹巻きの中に入れる商品だ。1万~2万円相当で、ネット通販されている。
海外の流行をまねて妊婦スタイルの自分を記念撮影する際の小道具らしいが、代理母出産を依頼している女性が、周囲に自分の“妊婦姿”を見せるためとの切実な用途もある。
ただ地元紙によると満員電車やバスで席を譲ってもらいたい女性や、警戒感をもたれにくい妊婦さんを装ったスリにも使われているというから恐ろしい。
もっともコワイのは「解雇逃れ」かもしれない。
上海のある日系企業で中国人女性社員に横領疑惑が浮上。証拠を突きつけて解雇通告したところ、数日後に急に大きくなったおなかを抱え、地元病院の妊娠証明書を持って出社した。
妊婦や出産後まもない母親は解雇できないとの労使規定をタテに弁護士とともに抵抗を続け、結局、横領疑惑を不問にさせた上、1年分の給与と退職金をせしめて、やっと退職した。
病院や弁護士もだまされたのか、知っての上か。ともかく効果は絶大だった。
賄賂が横行する国であるが、今まで腐敗とは関係がなかった中国市民も、自己の権利を強く主張し始めたようである。ますますアメリカに似てくる中国。これからどうなっていくのだろうか。それとは対照的に、自信をなくして逼塞する社会主義国・日本。こちらもこれからどうなっていくのだろうか。
私は下の記事の内容が決していいものだとは思っていないが、個々人が生きるために自分なりの方法を考えだし、それを実現していく社会は活力をもった社会だと思っている。一方、日本の社会は、少し乱暴な言い方になってしまうが、かなり末期的か。
働けるのに働くよりも生活保護を貰ったほうが楽だから働かないことにしている多くの若者がいる。これは赤信号をみんなでわたる安易な方向に流されているだけであるように思える。皆がしているから、そして皆が成功しているから私も、というところに日本の横並び主義、病根があるように思える。この横並びは良い方向に向かっているときには力を発揮するが、悪い方向に向かっているときには加速度的に国を悪くする。
日経ものづくり 2012年6月
「補償金」求めるストが中国で急増中、未然に防ぐには?
産経ニュース 6月5日
上海余話 “妊婦パッド”の裏技
女性が豊胸を夢見る「バストパッド」はおなじみだが、中国では最近、妊婦に似せた「おなかパッド」が売れている。
妊娠2カ月から臨月まで月ごとの大きさにきめ細かく対応。双子用もあり、柔らかく膨らんだ樹脂製の素材を腹巻きの中に入れる商品だ。1万~2万円相当で、ネット通販されている。
海外の流行をまねて妊婦スタイルの自分を記念撮影する際の小道具らしいが、代理母出産を依頼している女性が、周囲に自分の“妊婦姿”を見せるためとの切実な用途もある。
ただ地元紙によると満員電車やバスで席を譲ってもらいたい女性や、警戒感をもたれにくい妊婦さんを装ったスリにも使われているというから恐ろしい。
もっともコワイのは「解雇逃れ」かもしれない。
上海のある日系企業で中国人女性社員に横領疑惑が浮上。証拠を突きつけて解雇通告したところ、数日後に急に大きくなったおなかを抱え、地元病院の妊娠証明書を持って出社した。
妊婦や出産後まもない母親は解雇できないとの労使規定をタテに弁護士とともに抵抗を続け、結局、横領疑惑を不問にさせた上、1年分の給与と退職金をせしめて、やっと退職した。
病院や弁護士もだまされたのか、知っての上か。ともかく効果は絶大だった。
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