リバース・イノベーションとは何か いま日本の企業に求められる顧客のニーズを知るということ

イノベーションと聞くと前へ進んでいくイメージを受けます。

Wikipediaではイノベーションは次のように説明されている。

イノベーションとは、新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革である。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。


これにリバースがつくと、イノベーションに逆行するとの印象を受ける。Wikipedia(日本語版)にはまだリバース・イノベーションは登録されていません。Wikipedia(英語版)では次のようになっています。

Reverse innovation or trickle-up innovation is a term referring to an innovation seen first, or likely to be used first, in the developing world before spreading to the industrialized world. The term was introduced by Dartmouth professors Vijay Govindarajan and Chris Trimble and GE's Jeffrey R. Immelt. Reverse innovation refers broadly to the process whereby goods developed as inexpensive models to meet the needs of developing nations, such as battery-operated medical instruments in countries with limited infrastructure, are then repackaged as low-cost innovative goods for Western buyers.


BOP戦略研究フォーラムのブログ、「リバース・イノベーション」と「適正技術」 によると、

リバース・イノベーションは、「GEの事例」が有名だが、一人当たり購買力が相対的に低い新興国を念頭に、ゼロベースで機能本位、実用本位、虚飾を排した製品づくりをし、それを世界市場(含む先進国市場)へ展開する、という考え方である。

となっています。これで意味がはっきりとしました。上の「GEの事例」では詳細な説明がなされています。
リバース・イノベーションとグローカリッゼーションが用語として出てきます。



さて、関連する用語として、「イノベーションのジレンマ」があります。Wikipediaによると次のようになっています。

イノベーションのジレンマ(英語:Innovator's Dilemma)とは、優れた特色を持つ商品を売る巨大企業が、その特色を改良する事のみに目を奪われ、顧客の別の需要に目が届かず、その商品より劣るが新たな特色を持つ商品を売り出し始めた新興企業の前に力を失う理由を説明したマーケティングの理論。ハーバード・ビジネス・スクール教授のクレイトン・M・クリステンゼン(Clayton M. Christensen)が、1997年の著書 The Innovator's Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail (『イノベーションのジレンマ - 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』)のなかで初めて提唱した。

これはSONYのプレステと任天堂のWiiの競争を連想させる話です。Wiiの開発はブルーオーシャン戦略に属します。

なお、リバース・エンジニアリングという用語がありますが、これはリバースイノベーションとは遠く離れた概念です。Wikipediaでは次のようになっています。

リバース・エンジニアリング(Reverse engineering)とは、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する事である。




日本経済新聞 1月7日

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