昨日の番組「夢の扉」で放送された日進産業の塗料は優れものだ。非常に薄い塗膜でも、熱を遮断する効果が高い。そのため、打ち上げ時に空気との摩擦熱により加熱されるH2ロケットの先端部分にも用いられている。
「夢の扉」6月17日放送より
この塗料には中空のセラミックが多く含有されているとのことである。「…
本機の愛称であるオスプレイ(Osprey、オスプリー、オスプレィ)はタカに似た猛禽類の「ミサゴ」のことである。
今月13日に垂直離着陸機オスプレイが墜落した。この4月にモロッコで墜落し、その安全性を沖縄と岩国で問われていたが、4月の事故は機体の技術的な問題ではなく、操縦ミスなどの人に起因するものであるとの米国の表明があり、日本政府…
エコエコアザラクは黒魔術を駆使する若い魔女・黒井ミサ(くろいミサ)の唱える呪文である。錬金術を黒魔術と一緒にするのは問題と言われるかもしれないが、古代ギリシャの昔より、連綿と続く錬金術である。その最初は手探りもあったであろうし、思い込みによる間違いも多かったと思われる。化学に限らず科学は試行錯誤の学問である。そういう意味合いでは、紀元前…
神戸新聞に合成ダイヤモンドの話が載っていました。ご存知のとおりダイヤモンドは炭素で出来ています。種ダイヤモンドと単なる炭素を一緒に、高温高圧下で結晶成長させると、なんと10カラッとの綺麗なダイヤモンドが得られるそうです。1カラットは0.2gですから、2gのダイヤモンドとなります。
価格の算定方法は、こちらのサイトのダイヤモンドに関…
1部門あたり約1億1000万円近くあった賞金額が、約8割に減額される。少し前のデータであるが、ノーベル財団の資金の変化を見ていただくことができる。
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産経ニュース 6月12日
ノーベル賞もリストラ! 賞金2割減に 財団の財政事情で
ノーベル賞の運営団体であるスウェーデンのノーベル財団…
玉尾皓平氏を覚えているだろうか。以前に氏を本ブログで取り上げたことがある。
2010年10月9日ブログ
熊田・玉尾クロスカップリングで知られる理研 基幹研究所 玉尾皓平 所長かのノーベル賞受賞へのコメント
その氏が、この度、日本化学会の会長に就任され、「化学は持続可能社会を先導できる。このために化学の果たす役割は…
テレビの刑事ドラマで時効の成立する数時間前に、いや極端な場合には数分前に犯人が逮捕されて、一件落着となるものがある。しかし、時効に関してはことはそんなに簡単なことではないようだ。事実、下にも転記したが、松山ホステス殺害事件の福田和子のケースでは、逮捕されたのは時効成立の3週間前であったが、起訴されたのは時効の僅か11時間前である。この起…
デファクト・スタンダード(事実上の規格)という言葉がある。日本のチャデモはすでに1500台が国内外に設置されているが、欧米の主張する新規格コンポは電気自動車普及の流れを受けて欧州と米国の両者が戦略的に手を組んだ結果生まれたものと考えられる。事実、コンポは2013年に実用化予定となっておりまだ実用化されていない。まだ実体のないものがデファ…
毒物学で高名なAnthony T.Tu博士がサリン事件で刑が確定している中川智正死刑囚と面談した、その内容が雑誌「現代化学」に掲載されている。
それによると、オウム真理教は約70トンのサリンを製造する予定であったようだ。この量は4200万人の人を殺せる量である。なお、ドイツは第二次世界大戦中に7000トンのサリンを所有していたとい…
中国は個人主義の国である。ここでいう個人主義とは自分に利があれば良しとする風潮を言っている。すべての中国人がそうだとは決して思わない。ニュースでは極端な一面がクローズアップされ、それが増長されていく傾向もあるだろう。
賄賂が横行する国であるが、今まで腐敗とは関係がなかった中国市民も、自己の権利を強く主張し始めたようである。ますます…
日本人はお人好しである。世間知らずである。世界の中では類い稀なる存在である。
狼の前ではあっという間に餌食にされてしまうだろう。私は狼は西欧諸国であると思っていた。今まではそうであった。しかし、下のニュース記事を見るまでもなく、最近では中国や韓国もすでに狼に変身している。
中国に進出した企業は、ほとんどの情報を吸い取られるこ…
税金をごまかしたいから粉飾する。あるいは、利益が出ているように見せかけるために粉飾する。企業にとって粉飾は絶対にあってはならないことであるが、毎年多くの企業がこの粉飾の罠に落ちる。
粉飾(Wikipedia)
粉飾(ふんしょく)とは、業績悪化などの企業や経営陣にとって都合の悪い情報をおおい隠すため、データを改竄(かい…
手許に片田珠美著「無差別殺人の精神分析」(2009年)がある。物騒な題名ではあるが、この時の青年の精神状態をよく描き出している。
青年は良い高校、良い大学、そして良い会社へと進むことを期待され、教育ママのもとで育った。母親の引いたレールの上をただ走り続ける予定であった人生。友だちと遊ぶことすらも禁止された人生。そのような環境におか…
死ぬのが怖い。もっと生きたいと思うのが人の世の常でしょうが、年齢が高くなってくると毎日をもっと有意義に生きたい、とか、若いものに迷惑はかけたくないとの思いも次第に強くなってきます。
そこで、理想の生き方、死に方として出てくるのがPPKです。これは、ピン・ピン・コロリの略です。すこしふざけた感はありますが、目指すところをよく表してい…
電気自動車はガソリン自動車よりも早くに発明されました。しかし、ガソリン車の発明に、長い間その椅子を手放すことになりました。
MSN 5月25日
電気自動車とエジソン、車と燃料の歴史
1900年代初頭、発明家トーマス・エジソンは電気自動車(EV)こそが輸送機関の未来形だと考えていた。エジソンは電球や映画技術などの発…
自動車で培った擦り合わせ技術は、航空機には利用できないのか。これはYS-11以降、本格的な航空機を造ったことのない日本の宿命なのか。宇宙産業は多くの苦しみの末に現在がある。この産みの苦しみは、経験を積み上げるに必要な代償であったのか。
日本人は小さな工夫には長けている。また、経験をこつこつと積み上げることにも長けている。しかし、全…