国産ジェット旅客機MRJの完成時期がまた遅れる 巨大プロジェクトと日本人は相容れないのか?

自動車で培った擦り合わせ技術は、航空機には利用できないのか。これはYS-11以降、本格的な航空機を造ったことのない日本の宿命なのか。宇宙産業は多くの苦しみの末に現在がある。この産みの苦しみは、経験を積み上げるに必要な代償であったのか。

日本人は小さな工夫には長けている。また、経験をこつこつと積み上げることにも長けている。しかし、全体像をつかみ(鳥瞰)、計画し、それをプロジェクトとして動かしていくのにはむいていないようにも見える。日産自動車もゴーン氏が立て直した。日産にはもともと立ち直るだけの実力があり、ゴーン氏は単に方向づけをしただけと見ることもできる。将来のあるべき姿を描いて方向づけをすること、これがプロジェクトを動かすマネジメント力である。

今の日本の自衛隊が仮に軍隊へと代わり、そして仮に戦争を行なったとき、日本は勝利することができるであろうか。第二次世界大戦の時の日本人と比べて今の日本人はその論理思考に磨きがかかったであろうか。否、竹槍でB29を突きに行く精神構造は何も変わっていないかもしれないし、無欲・無気力になった分、勝利からは遠退いたかもしれない。

グランドデザインを作り、それをやり切れる、論理的で実行力のあるリーダーが今の日本に求められている。



産経ニュース 5月29日

“日の丸ジェット”MRJ正念場 機体開発遅れ受注劣勢

公開されたMRJ(三菱リージョナルジェット)向けのエンジン=2日、米コネティカット州ハートフォード近郊(共同)

 国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が、産みの苦しみを味わっている。機体開発の遅れや部品検査工程の不備が響き、納入時期の2度目となる大幅な延期に追い込まれたからだ。海外のライバルとの実績の差はさらに広がり、これ以上の遅延は許されない。世界屈指の低燃費を売り物に市場の席巻を目指す「日の丸ジェット」が、最大の試練に直面している。

 三菱重工傘下でMRJを開発している三菱航空機(名古屋市港区)は4月25日、14年1~3月としていた初納入の時期を、15年度半ばから後半に延期すると発表。「製造工程の見直しや開発段階でのさまざまな技術検討に多大な時間を要している」(同社)ためといい、今年6月に予定していた試験機の初飛行も13年10~12月に延ばした。

            

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