書籍「スウェーデンはなぜ強いのか」「日本はスウェーデンになるべきか」 民主党が目指した日本の将来像

書籍「スウェーデンはなぜ強いのか」「日本はスウェーデンになるべきか」

スウェーデンはなぜ強いのか 北岡孝義(2010、PHP新書)
日本はスウェーデンになるべきか 高岡望(2011、PHP新書)

スウェーデンは、民主党が日本のあるべき姿としてきた国であり、年金改革案はこの国の制度を参考にしてきたと言われている。税金は高いが、国が育児、教育、医療、老人介護にまで責任を持つ、まさに「揺りかごから墓場まで」の国である。日本も社会主義的な側面を持っているが、それをさらに推し進めたのがスウェーデンであり、この国においては多くの国民がその国家政策に満足しており、その根底にあるのは「生活の不安がないこと」である。日本のように、老後の生活の心配をする必要が少ないということである。

人口は940万人、国民の性格は、中庸を好み恥ずかしがりや、ということで日本人に近い。ただし、自己責任の国であり、自分の道は自分で切り開かなければならないということもあり、「自立した強い個人」がキーワードとなる。教育費は大学までは無料であるが、高校を卒業する年齢になると、親元から離れて自立への道を歩む。したがって、親の方も子どもを当てにせず、自分の老後の計画は国の支援のもとに自分で計画することとなる。老親の日本での子供との同居率は44%であるが、スウェーデンでは4%と低い値となっている。

スウェーデンの特徴を言い表すキーワードは、
  自立した強い個人、規則に基づく組織力、透明性、連帯
  中立政策(戦争をしない)、男女平等(男女の労働化率はほぼ同じ)
  国会議員は職業ではなく社会福祉
  同一労働同一賃金、転職への意欲は強い、失業時には手厚い保障
  豊富な天然資源(森林、鉄鉱石、そして水力発電)、優れた科学技術(ノーベル賞も)
  人間開発指数7位(日本10位)、国際競争力指数2位(日本6位)
  教育費、医療費が原則無料
  高い所得税(ただし政策により国民に再配分される)、低い企業の法人税
  相続税、贈与税、資産税はない、年金は確定拠出方式

さて、スウェーデンの競争力の基礎は、
  全体のシステム、手続きをきちんと定めて
  一人ひとりが真面目に従う
  不良品が見つかった場合は徹底的にその原因を追求する
  情報は社内でスピーディーに共有する
  工程に改善の余地がないか徹底的に議論する
  これは日本も同じですね。

経済成長への原動力
  福祉は新たなビジネス、産業を創出する
  福祉はセイフティネットの構築を通じて、労働生産性を高める
  福祉は国民の将来の生活への不安を軽減させ、総需要の拡大に寄与する

イケア、H&M、GAP、ZARA(インディテックス)、Foreveer21などの会社が有名


         

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