東電の吉田昌郎所長が急遽病気入院 前日の「15mの津波など来るはずがない」焦点の人報道が主原因か?

不適切発言かもしれないが「マッチポンプ」という言葉がある。マッチポンプ(Wikipedia)によると、

「マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す」などと喩えられるように、問題や騒動について、自身でわざわざ作り出しておきながら、あるいは自身の存在がその根源であるにもかかわらず、そ知らぬ顔で巧妙に立ち回り、その解決・収拾の立役者役も自ら担って賞賛や利益を得ようとする、その様な行為を指して用いられる表現である。

とある。これは自作自演であるので意識的に悪事を働いたということになるが、人は気づかずしてマッチポンプ状態に陥ることがよくある。東電の福島第一原発の吉田昌郎所長の場合もそういうケースと言ってもよいだろう。

2008年に専門家が、第一原発に15mの津波が押し寄せる可能性を指摘したときに、そんな大きな津波がくるはずはないと一人で声を大にして突っぱね、何の対策も講じなかった。結局は本当に15mの津波が来た。この信念はどこから来るものなのか? そして吉田所長は誰の幸福のために働いていたのか? 今となっては結果論にしか過ぎなくなってしまうが、悔やまれる事実である。

吉田所長は11月12日に事故後初めて第一原発を報道陣に公開して、その時に自身も「死ぬだろうと思った」と語った。多くの部下と近隣の住民の恐怖とその後の苦労、そして広範にわたる放射能汚染。2008年の判断の誤りが世界を揺るがす大事故を招いたことになる。

11月28日の毎日新聞記事の内容は、東電が2008年の津波予想に対して否定的な意見を示し、その結果今回の事故につながったとのニュースはしばしば流れたが、その反対した張本人が吉田昌郎所長であることが初めて明かされた。

11月29日 吉田昌郎所長が病気療養のために入院すると、突然に発表された。11月28日の発表後、あまりにもタイミングが合いすぎた入院劇である。都合が悪くなった政治家がすぐに入院といったシーンが私の目の前に浮かんだ。ただし、マスコミ各社は(大人であるので)、どの紙面を見ても私のような邪推をすることなく入院するという事実を淡々と伝えるのみである。

吉田昌郎所長が退院された暁には、2008年当時の判断の根拠、そして第一原発の事故について詳細に語っていただけることを希望する。それが、将来の原子力安全にとって貴重な生きた資料となることは間違いない。早くお元気になられることを祈っています。




福島民報 11月12日

吉田所長、県民に謝罪 第一原発、事故後初めて公開 

 政府と東京電力は12日、水素爆発を起こした福島第一原発の構内を事故後、初めて報道陣に公開した。吉田昌郎所長(56)がインタビューに応じ、「福島県民に発電所の事故で、ご迷惑、ご不便をお掛けし心よりおわびしたい」と謝罪した。

 原発事故後、吉田所長が記者団の正式な取材を受けるのは初めて。双葉郡内などを中心に多くの避難者を出している事故について謝罪した上で、「(第一原発で)働いているのは、ほとんど福島の人。私も通算で14年間住んでいる。みんな浜通りのため何とかしたいと思っている」と強調した。



J-Cast News 11月12日

福島第1原発吉田所長 「死ぬだろうと思ったことが数度あった」

「死ぬだろうと思ったことが数度あった」
「最悪するとメルトダウンが進んでコントロール不能になる可能性を感じだ。終わりかな、と思った」

と述べた。また、原発の現状については

「原子炉は安定しているが、作業するにはまだまだ厳しい状況がある」

と説明した。





毎日新聞 11月28日

福島第1原発:08年に津波可能性 本店は対策指示せず

 2008年に東京電力社内で、福島第1原発に想定を大きく超える津波が来る可能性を示す評価結果が得られた際、原発設備を統括する本店の原子力設備管理部が、現実には「あり得ない」と判断して動かず、建屋や重要機器への浸水を防ぐ対策が講じられなかったことが27日、分かった。東電関係者が明らかにした。

 東電関係者によると、社内研究の成果である新たな津波評価を受け、原子力・立地本部の幹部らが対応策を検討した。その際、設備を主管する原子力設備管理部は「そのような津波が来るはずはない」と主張。評価結果は学術的な性格が強く、深刻に受け取る必要はないとの判断だったという。同本部の上層部もこれを了承した。

 原子力設備管理部は、06年に発覚したデータ改ざんの再発防止のため実施した07年4月の機構改革で「設備の中長期的な課題への計画的な対応や設備管理の統括をする」として新設された。部長は発足時から昨年6月まで吉田昌郎現福島第1原発所長が務めた。

 東電は08年春、明治三陸地震が福島沖で起きたと仮定、想定水位5.7メートルを大幅に超え、最大で水位10.2メートル、浸水高15.7メートルの津波の可能性があるとの結果を得た。東電関係者は「評価結果をきちんと受け止めていれば、建屋や重要機器の水密性強化、津波に対応できる手順書作りや訓練もできたはずだ」と指摘している。



福島第一原子力発電所事故(Wikipedia)

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって、運転中の東京電力福島第一原子力発電所(以下「原子力発電所」は「原発」と略記する)の各原子炉(分解点検中の4号機、定期検査中の5号機・6号機を除く1〜3号機)は自動的に制御棒が上がり緊急停止した(原子炉スクラム[4])。また、発電所への送電線が地震の揺れで接触・干渉・ショート・切断したり、変電所や遮断器など各設備が故障したり、送電線の鉄塔1基が倒壊したりしたため、外部電源を失った[5]。非常用ディーゼル発電機が起動したものの、地震の約50分後、遡上高14 m - 15 m(コンピュータ解析では、高さ13.1 m)[6][7]の津波が発電所を襲い、地下に設置されていた非常用ディーゼル発電機が海水に浸かって故障した。電気設備、ポンプ、燃料タンクなど多数の設備が損傷し、または流出で失ったため[8]、全交流電源喪失状態(ステーション・ブラックアウト、略称:SBO、#専門家による指摘で後述)に陥った。このためポンプを稼働できなくなり、原子炉内部や、核燃料プールへの送水が不可能となり冷却することができなくなり、核燃料の溶融が発生した。原子炉内の圧力容器、格納容器、各配管などの設備の多大な損壊を伴う、史上例を見ないほど甚大な原発事故へとつながった[9][10]。



毎日新聞 11月29日

吉田所長の病気、因果関係の結果は公表

 枝野経済産業大臣は、病気療養で入院した東京電力福島第一原発の吉田昌郎所長の病気と被ばくの因果関係について、結果が明らかになれば公表する考えを示しました。

 「ここまで確認されてることからは、そうした可能性はないだろうと思われる。放射線との影響が本当にないのかということについての確認はさせている。これは明らかになれば、どういう結果になっても公表する」(枝野経産相)

 枝野大臣は、吉田所長の病気と福島第一原発での事故の収束作業による被ばくとの間に、現時点では因果関係はないという見方を示した上で、今後さらに詳細を確認し、結果を明らかにする考えを示しました。

 また、吉田所長が入院により異動することで、「いろいろなものに変化が生じるのは否定できない」としながらも、「マイナスの影響が出ない形で進めていけるのではないか」と述べました


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