中国メディア・人民網が日本の産業を褒めちぎった! 素直に信じる? それとも、なにか作為がある?

中国の人民網が日本の産業を褒めちぎっている。

日本では現在多くの企業が海外に進出、いや、進出と言えば聞こえが良いが、日本にいては経営が立ち行かなくなるので、海外に逃げ出している状況にある。この日本の現状は、中国にいてもよくわかっているとは思うのだが、やけに褒めてくれている。何となく、くすぐったい気がするし、何か作為が込められた情報発信ではとも思ってしまう。

しかしながら、中国人記者が指摘する日本企業および日本社会の8つの良い点は確かに良い。試しに、中国ではどうかと、それぞれ私なりのコメントをつけてみた。あくまでも私の主観に基づくものである。

中国ではこの8つの良い点を揃えることは永遠にできないかもしれない。いまや飛ぶ鳥を落とす中国ではあるが、その経済発展を支えたのは安価な労働力であり、その単価が上昇してきた今、中国国民にも自国の産業の現状と内包する問題点がはっきりと認識できてきたのかもしれない。

何といっても中国の一番の問題は人が育たないことであろう。日本からの技術者は同じことを一人ひとりに教えなければならない。一人に教えればそのひとが他の人に教えるかというとそうではない。なまじ教えれば自分の損になると思っている?そう思わないまでも、個人主義の国であるから他人に口出しをしてはいけないと思っている。人の仕事をとってもいけないし面子を傷つけてもいけない。

中国は不思議とアメリカナイズされたところがある国である。大学での教育もアメリカ式であると中国の留学生に聞いた。中国人は冗談半分に、中国は民主主義国家、日本は社会主義国家と面と向かって言うが、これはあながち間違ってはいない。

アメリカ式で行くならば、優秀なリーダーと、そのリーダーから発せられた命令が忠実に実行できる労働者、という組み合わせが必要となるが、残念ながら生産の現場で人が育っていない、育てる仕組みが整っていないというのが現状であろう。

これからの5年間で中国がどのように変化して行くかは誰にも正確な想像は出来ないと思うが、日本は良きにつけ悪しきにつけ、今の延長線上で律儀に努力を続けていることと思う。日本の5年後は私の目にもくっきりと見えるようである。



 第一に、技術導入である。
    ○ 権力にものを言わせてまでも日本からノウハウを含め技術を取り込んでいる。

 第二に、技術開発である。
    △ 海外の技術に依存し、自国で開発する部分は少ない。

 第三に、技術革新を徹底的に行い、生産力の発展を促進している。
    × ここに力をいれているようには見えない。

 第四に、技術崇拝主義である。他社に真似できない「特技」
    × 現段階ではまだモノマネに徹している。

 第五に、産業チェーンの上流に位置する高技術あるいは付加価値の高い製品
    × 安価な労働力で製造できる製品に集中している。

 第六に、省エネである。
    × 公害の垂れ流しが問題になるなど、まだ程遠い。

 第七に、集団主義である。
    × 個人主義の国であるので、集団活動はまだ難しい。

 第八に、品質である。
    △ 少しずつ向上してきているところ。



中国網日本語版(チャイナネット) 10月8日

日本企業は変わらず世界の「無形王者」

 日本大震災発生以降、日本企業の苦境が取沙汰され、中国国内においても「日本の技術はもう終わり」や「中国の技術はすでに日本を上回っている」等の見方がある。これについて、著者の考えでは、日本企業の技術的実力は過小評価されるべきでなく、発展技術において「無形王者」である日本企業には、我々が注目し、学ぶべき特徴が多く存在する。(文:中国社会科学院栄誉学部委員 馮昭奎)

 第一に、導入である。日本企業はこれまでずっと積極的な技術導入を行なってきた。そしてそれを本当の意味で消化し、自身の生産システムを確立してきた。

 第二に、開発である。日本の大中小企業ともに技術開発を重視している。

 第三に、実践である。日本企業は技術革新を徹底的に行い、生産力の発展を促進している。

 第四に、技術崇拝主義である。日本企業の技術構造はピラミッドのようになっており、他社に真似できない「特技」と優れた技術を持つ職人を抱える無数の中小製造企業が「Made in Japn」ピラミッドの基礎となっている。日本の中小企業の多くが中間製品の市場で大きなシェアを占めたり首位に立ったりできるのは、その技術製品を作れる企業がその一社のみ、つまりオンリーワン企業だからである。

 第五に、産業チェーンである。日本企業は機械、部品、原材料の研究開発による産業の高度化を非常に重視している。「MADE IN JAPAN」の特色はその大全集ではなく、産業チェーンの上流に位置する高技術あるいは付加価値の高い製品とその装備にある。

 第六に、省エネである。エネルギー資源の利用効率向上を非常に重視しているため、日本企業は既に世界一流の省エネ技術を持っている。

 第七に、集団主義である。日本企業の経営者は生産現場に対し「生産現場第一主義」を信条とし、集団主義精神の発揮を重要視している。

 第八に、品質である。「MADE IN JAPAN」の栄誉は厳格な生産管理によるものである。ここ数年、その信頼性が揺らぐこともあったが、全体的に見て「MADE IN JAPAN」はやはり世界で大きな支持を得ている。


      

 

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