新司法試験 法科大学院74校中の20校で合格者の8割を排出 撤退する大学院も増加してくるか!?

新司法試験の合格率が低くなっている。国は司法への要請が大きく、年3000人の司法試験への合格者が必要として多くの法科大学院を立ち上げたが、その思惑とは違って年々合格率が低下するばかりだ。本年の合格者は2063人と目標を下回った。

当初は法科大学院に行きさえすれば比較的簡単に司法試験に合格できるという触れ込みであったと思うが、受験生の期待は見事に裏切られた格好だ。一方私的に言わせていただければ、やはり誰でも彼でもが合格してしまう司法試験は恐ろしい。やはり何らかの厳しい選択基準がそこにあるべきで、年々の合格率の低下はその表れであるとポジティブに眺めている。合格率の低下は複数回受験者がいるために受験者数が増加したためと考えられる。データとして知りたいのは、1回目受験者、2回目受験者、そして3回目受験者の合格率である。残念ながらこのデータはまだ見出していない。

法科大学院の位置づけは決まってきたようだ。姫路獨協大学は法科大学院からの撤退をすでに決定しているが、今までの合格者数は3人と聞いている。これからも撤退していく法科大学院は出てくるものと考えられる。どこの世界も分野を問わず厳しいものである。その厳しさを乗り越えてこそ専門家として立っていける。来年度は合格者が3000人に近づくことを期待している。



産経ニュース 9月8日

新司法試験 合格率23・5% 過去最低

 法務省は8日、法科大学院修了者を対象とした平成23年新司法試験の合格者を発表した。合格者は2063人で、合格率は23・5%。前年の25・4%を下回り、新司法試験が始まった平成18年から5年連続で低下、過去最低を更新した。

 政府は法曹人口拡大計画で「平成22年ごろに年3千人」としていたが、目標を大きく割り込んでおり形骸化している。合格率の低迷から法科大学院の定員割れも招いており、省庁横断の検討会議「法曹の養成に関するフォーラム」で今後、検討が進められる。

 法科大学院74校から、昨年より602人多い8765人が受験。合格者の男女比は、男性が1585人、女性が478人だった。合格者の平均年齢は28・5歳。最年長合格者は60歳、最年少は23歳。新試験は法科大学院修了から5年以内に3回という受験制限があり、今回、3回目の不合格となった1382人が受験資格を失った。

 上位校と下位校の「格差」は大きく、上位20校で合格者の8割近くを占める一方、22校が合格者5人以下となった。ゼロは、全国初の撤退を決めた姫路独協大1校だった。

 文部科学省によると、東海大、大東文化大、関東学院大、大宮法科大学院大、桐蔭横浜大、明治学院大の6校の法科大学院は来年度の補助金削減が確実になった。

 新試験開始後も併存してきた旧試験の新規出願受け付けは昨年で終了、今回から新試験に一本化された。



2011年大学別合格者数・合格率

上位5校のみを記載

順位法科大学院受験者数短答合格最終合格短答合格率最終合格率//
1位東京大学法科大学院41135620186.62%48.91%国立
2位中央大学法科大学院43937718985.88%43.05%私立
3位慶應義塾大学法科大学院35531017987.32%50.42%私立
4位京都大学法科大学院27723613585.20%48.74%国立
5位早稲田大学法科大学院39729113073.30%32.75%私立







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