特許の請求項 アメリカ式はここまで簡略化できるのか? これでは特許審査ができないが???

特許の有り様を決めるのはなんと言ってもアメリカである。アメリカ自国刻に都合の良いように特許の形式を作っていっている。ビジネスモデル特許もそうであったように、ルールを作る国は強い。

今回発見した特許もアメリカ企業が出願したものだ。この特許の出願を見てビックリ。企業が出願した特許とは思えなかったからである。

ポイントは特許請求の範囲である。本出願の特許で特許として認めてもらいたい部分(権利の範囲)を特許請求の範囲に書く。一般的には複数の請求項を掲げ、まずは範囲の広い請求項1、ついで請求項2、請求項3と進むに連れて少しずつその権利の範囲を狭めて書くのが普通である。

しかしながら、本出願の特許においては「明細書に記載の発明」と幅が広い。発明者が発明と思っている部分を特許庁の審査官が請求項として認めてね、となんとも非現実的な話である。審査官の解釈の仕方によって特許の範囲は広くもなるし狭くもなる。したがって、いずれはこの特許の請求範囲は改めて書き換える必要がある。

蛇足ながら請求項はいくら長文となってもつながった文章、一文で書き記すこと・・・この出願の特許の場合には発明の明細書(本文)がここに入ることになり、とても一分ということにはならない。

アメリカ発のこの特許、日本の特許庁がどおういう判断を示すかが楽しみである。特許にしてくださいと特許庁にお願いするのは(審査請求するのは)出願の日から3年以内、そして特許にしてよいかどうかの回答が特許庁から出願企業に通知されるのが審査請求の日から約3年後である。今は質がんしてから1年半を経過して特許可公開された時点であるので、この特許の白黒がはっきりするのは4年以上先ということになる。



特許より部分引用

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2011-168488(P2011-168488A)
(43)【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
(54)【発明の名称】純水素発生用小型装置

【氏名又は名称】インテリジェント エナジー インコーポレイテッド
【住所又は居所】アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90806 ロング ビー
チ レドンド アベニュー 2955

【課題】高効率で且つ低コストの純水素の供給をもたらす水素発生器および方法を
提供する。
【解決手段】水素発生器の反応室に接合すべき膜アセンブリは、膜と、焼結多孔性
金属を含む膜支持体とを具える。反応器アセンブリ70は、多孔性金属支持体を含
む反応室2、二つの膜アセンブリ、燃料供給ライン207、反応燃料供給ライン2
05、排ガス供給ライン209、及び反応生成物ライン210を具える。方法は、
水素発生器、膜アセンブリ、及び反応器アセンブリ70と関連する。
【選択図】図24
図面番号:000002
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載の発明
【発明の詳細な説明】以下本文へ




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  • レイバン メガネ

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