原発ボランティアに中国人は賞賛を贈り、尖閣周辺での創業の日本漁船は沈めてしまえという
中国人は日本の原発事故処理ボランティアに賞賛を送っている。一方、日本漁船の尖閣列島近辺での創業に関しては「生命さえも奪ってしまえ」と強い口調である。
当然、原発に関する記事について意見を述べた人と、尖閣列島の記事について意見を述べた人は異なる。したがって、新聞記事の内容についてはこういう意見もあるのだ位で聞き流さなければならない。
だが、同じ日にこうも180度方向性の違う記事が掲載されると、ついついどちらが中国の多数意見かと混乱してしまう。マスコミのフィルターを通して掲載された記事、場合によっては中国の少数意見をマスコミがあたかも全体意見のように拡大して報道したもの、と考えられなくもない。よくあることである。
強いて価値判断を入れるとすると、中国人は自分の損得にならない英雄的行動に対しては賞賛を贈り、間接的にでも損をもたらす可能性のある出来事に対しては、それがたとえ英雄的な行為(決死の覚悟で漁を断行)に対しては異を唱える、ということか。
ということで、私は同じ日に、偶然にもこのような2つの記事があったことを心にとどめるのみとした。本ブログはそのための記録である。
YAHOO NEWS 7月4日
原発での事故処理にあたる志願者に、中国では称賛、敬服の声
サーチナ 7月4日(月)7時22分配信
福島原発の事故処理を目的とした「福島原発行動隊」がこのほど正式に発足した。米誌ニューヨークタイムズは、「危険を冒(おか)して福島原発の事故処理に当たる作業員は大きな尊敬を受けている」と伝えた。環球時報(電子版)が報じた。
「福島原発行動隊」には6月27日までに400人以上の志願者が集まっており、その中には大学教授から消防員まで、年齢も30代から82歳までとさまざまだが、60歳以上の技術者で構成され、それ以下の志願者は作業にはあたらせない方針だ。
「福島原発行動隊」に対し、中国のネット上では称賛の声が相次いでおり、「感動せざるをえない」、「自らを犠牲にして民族の未来を守ろうとするとは敬服する」などといったコメントが記事に寄せられている。
Searchina 7月日
尖閣周辺で日本の漁船が操業、中国で「ぶつけて沈めろ」の声
八重山漁協(沖縄県石垣市)所属の漁船10隻が3日、尖閣諸島周辺で操業を始めた。東京の政治団体の企画で、同諸島周辺海域が島民の生活の場であることを国内外にアピールする。中国では4日になり同ニュースが報道され、反発の声が高まりはじめた。
尖閣諸島周辺で日本の漁船が操業を始めたとの記事を掲載した環球網には、「捕まえて有罪判決を科せ」、「日寇(=倭寇)がまたも中国を侵略」、「実力行使でわれわれの主権を高らかに宣言する必要がある」、「ぶつけて沈めてしまえ」などのコメントが集まりはじめた。
当然、原発に関する記事について意見を述べた人と、尖閣列島の記事について意見を述べた人は異なる。したがって、新聞記事の内容についてはこういう意見もあるのだ位で聞き流さなければならない。
だが、同じ日にこうも180度方向性の違う記事が掲載されると、ついついどちらが中国の多数意見かと混乱してしまう。マスコミのフィルターを通して掲載された記事、場合によっては中国の少数意見をマスコミがあたかも全体意見のように拡大して報道したもの、と考えられなくもない。よくあることである。
強いて価値判断を入れるとすると、中国人は自分の損得にならない英雄的行動に対しては賞賛を贈り、間接的にでも損をもたらす可能性のある出来事に対しては、それがたとえ英雄的な行為(決死の覚悟で漁を断行)に対しては異を唱える、ということか。
ということで、私は同じ日に、偶然にもこのような2つの記事があったことを心にとどめるのみとした。本ブログはそのための記録である。
YAHOO NEWS 7月4日
原発での事故処理にあたる志願者に、中国では称賛、敬服の声
サーチナ 7月4日(月)7時22分配信
福島原発の事故処理を目的とした「福島原発行動隊」がこのほど正式に発足した。米誌ニューヨークタイムズは、「危険を冒(おか)して福島原発の事故処理に当たる作業員は大きな尊敬を受けている」と伝えた。環球時報(電子版)が報じた。
「福島原発行動隊」には6月27日までに400人以上の志願者が集まっており、その中には大学教授から消防員まで、年齢も30代から82歳までとさまざまだが、60歳以上の技術者で構成され、それ以下の志願者は作業にはあたらせない方針だ。
「福島原発行動隊」に対し、中国のネット上では称賛の声が相次いでおり、「感動せざるをえない」、「自らを犠牲にして民族の未来を守ろうとするとは敬服する」などといったコメントが記事に寄せられている。
Searchina 7月日
尖閣周辺で日本の漁船が操業、中国で「ぶつけて沈めろ」の声
八重山漁協(沖縄県石垣市)所属の漁船10隻が3日、尖閣諸島周辺で操業を始めた。東京の政治団体の企画で、同諸島周辺海域が島民の生活の場であることを国内外にアピールする。中国では4日になり同ニュースが報道され、反発の声が高まりはじめた。
尖閣諸島周辺で日本の漁船が操業を始めたとの記事を掲載した環球網には、「捕まえて有罪判決を科せ」、「日寇(=倭寇)がまたも中国を侵略」、「実力行使でわれわれの主権を高らかに宣言する必要がある」、「ぶつけて沈めてしまえ」などのコメントが集まりはじめた。
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