日本の労働者は150点 中間管理職は100点 そして問題の経営責任者は50点 同意しますか?

下の記事は4月11日付の日本経済新聞・春秋の前半部分である。「不足なるは訓練にあらずして、科学的研究の熱意と能力なり」「最大の敗因は科学であり、さらに科学的教育の不手際であった」。もちろん後半部分は原子力事故の内容につながる。


いま、原子力発電所においては、最悪の事態を回避すべく多くの方々が、我が身を省みず、働いてくださっている。歴史に名を残すことのない実に多くの方々が。それでも、国を想い家族を想うと、いまこれをしなければならないとの衝動に打ち動かされて。人生とは、仕事とは、その本質はこのようなものであるかもしれない。日本の多くの名もなきサラリーマンは、ある面では損得勘定なしに働いているといってもよいと思う。

私はまだ現役のサラリーマンであるが、会社の中の人物模様を見ていると実に興味深い。朝の定時の1時間も前に出社してくる人もあれば、定時の時報がなってから職場に入ってくる人もいる。すべての会社がどうかはわからないが、私の会社に限って言えば、1時間も前に来てその日の仕事の準備をしている人は残念ながら出世しない。専務や常務が出社する時刻に合わせ、同じ電車となるように、定時ギリギリあるいは常に遅刻状態で出社する人は、早く顔を覚えられ、また、話をする機会も増えるので案外早く出世しているというのが現実である。

さらに言えば、たばこを吸う人は出世する。最近では、禁煙権に追われて「タバコ部屋」なるものが各職場にあるが、取締役の多くはたばこを吸うので、多くの社員がたばこを吸いにそこに行く。そうすると、ここでも会話の機会が得られるわけである。多い社員では、1時間に2回、5分×2/60分。1日の労働時間のうちの実に1時間以上を「タバコ部屋」で費やすことになる。

仕事は、成果主義が導入されているが、一生懸命働く部下や同僚がいれば、当人もそのおこぼれが頂戴できるので、十分に成果を上げられたことになる。そして、経営者層からのお覚えめでたく出世街道を駆け上っていく構図となる。さて、このようなことで科学的な実力や判断力をいつつけるのか。ことが起こった時に早急に対処できないではないか?

以上の事柄はきっと私の属している会社のみで起こっていることであると信じたいが、成果主義をうたいながらもまだ年功序列の色彩を多分に残す日本の企業においては、多くの会社でこのようなことになっているのではないか?

かくして中間管理職は100点。そして経営責任者は50点となってくる。少し言い過ぎの部分もあるとは思うが、あたらずとも遠からずであると私自身は信じている。その一方で、人間というものは、自分が進みたい道を突き進める時が一番の幸せであるとも強く信じている。日本人が多くの不利益に対して特に大きな非難の声をあげないのは、各自がそれぞれ自分自身の幸せの基準を持ち、実際にも幸せに生きてきたためかもしれない。

日本国首相、そして大企業の取締役には、すくなくともこの国民の幸せを継続できるよう、最低限の注意義務を払ってもらいたいものと、今回の震災で感じた次第である。日本経済新聞の記事にもあるように、技術立国日本を標榜するからには、科学技術に対する理解を深めていただくことも重要となる。スーパーコンピュータ、なぜ2番ではいけないのですか?といって評価されるような社会では大きな問題である。



日本経済新聞 4月11日
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