認可保育園、特別養護老人ホームに入れない ただし、大学は望みさえすれば入れる 不思議な社会・日本

民主党政府はスウェーデンをモデルに、安心して生活ができる社会を築き上げようと努力しているものと私は理解している。スウェーデンはご存じのように税金は高いが、金持ちより集めた税金はお金を持たない人に還流させるシステムを有し、ゆりかごから墓場まで(From cradle to grave)を実践している。人々のほとんどは日々の生活、将来の生活を心配することなく、生きていくことができる。

日本では子供の面倒、老人の面倒は家族がみる。家族で見られない場合には、親族がそれを代替する。それでもだめなら初めて国がその世話を代替するということになっている。しかし、スウェーデンでは「国民の家」が発想の原点である。国は一つの家である。国民の世話は国がするということである。

そのために、公務員の数は多くなり、大きな政府となるが、この国においては安心して子供が産めるし、子どもの養育も安心して国の機関に任せることができる。子どもを預けたお母さん方は安心して働けるわけである。ほとんどの女性が男性と同じように働き、専業主婦はごくわずかというお国柄である。

日本はどうか?下の記事に示すように、保育所が足りない、老人ホームも足りない。したがって、お母さん方は安心して働けないし、いったん職場を離れることにもなる。老人ホームは相当のお金を持っている人でなければ入れないし、少子化の日本においては面倒を見てくれる子供の数も減ってきているので、還暦を過ぎたあたりから不安が心をよぎる。ちなみに、合計特殊出生率はスウェーデンが1.87、日本が1.27となっている。


一方、日本では大学は全入である。大学に入りたいと希望すれば間違いなくどこかの大学に入れる。その結果、数多くの底辺大学がうまれる。大学で中学生の講義をしなければならない教授がいるかと思うと、ショックをとおりこして悲しくなる。

スウェーデンにおいては小学校から大学院までの授業料は無償となっている。そのかわり、高校生は試験により、大学に進んでもよいかどうかの判定がなされる。成績が悪いと大学に進めない、非常に理にかなったシステムである。スウェーデンの学生は小学校の時から、将来は自己責任であると教え込まれる。そして、学んだことを社会に役立てるという方針がしっかりと国民の間で共有されている。日本の大学生にそのような考えがあるのか?また、それを育てるような教育がなされているのか?


民主党政権はスウェーデン型の社会へ一挙に移り変わることを夢見た。しかし、実態は以上のように日本とスウェーデンでは大きく異なっている。特に大きな違いは、政治に対する国民の信頼と選挙の投票率である。スウェーデンにおいては、国民は政治および政治家を深く信頼しているし、投票率は実に80~90%となっている。


スウェーデン並みにこの日本の国を変革しようとすれば、政治主導ということになるのであろうが、さて、日本の国に、いまの民主党政権にそれができるか?と考えると不可能であろう。中国国民からは「日本は成功した社会主義国」と面と向けって言われるこの国・日本ではあるが・・・・・・



asahi.com 3月8日

保育所入所待ち、過去最多4.8万人 昨年10月現在
.
 認可保育所に入れない待機児童が昨年10月1日現在で4万8356人になり、前年より2298人増えたことが8日、厚生労働省のまとめで分かった。3年連続の増加で、現在の調査方法になった2001年以降で最多を更新した。

 保育所の定員は全国で216万2196人(10年10月現在)と、前年より約2万7千人増加。ただ、働きたい専業主婦も増え、保育所の利用希望者の伸びに追いついていない状況だ。

 都市別では、最も多い横浜市が2493人。名古屋市の1766人、川崎市の1692人が続く。年齢別では3歳未満児が4万2410人で、約9割を占めている。



日本の人事部 2月28日

大学設置基準の改正

「大学設置基準」とは、1956年(昭和31年)に旧文部省が学校教育法に基づいて制定した省令で、大学を設置する上で必要な最低の基準――教育研究上の基本組織や教員の資格、収容定員、卒業の要件などを、全10章にわたって規定しています。文部科学省は2010年にこれを改正。11年度からすべての大学に対し、「社会的・職業的自立に関する指導等」(キャリア教育)を大学教育の一環として実施するよう義務付けました。

ケーススタディ「大学全入時代」到来で学生の進路意識が希薄化
実社会への円滑な移行が大学の役割に

(続く)



赤旗 3月8日

国は特養増やせ
参院予算委 山下議員の質問


 7日の参院予算委員会で、社会問題になっている高齢者介護問題を取り上げた日本共産党の山下芳生議員。高齢者を食い物にするような介護ビジネスの実態を突き付け、政治の責任を問いました。

山下氏 “介護退職社会”どうする
菅首相 社会全体で対応努力

 特別養護老人ホームの待機者は42万1259人(2009年度)。介護保険発足後10年間で4倍に増え、家族の介護・看護のために離職する人は年十数万人に上ります。

(続く)


            

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

2011年03月24日 20:24
人の価値観が違う国では中々難しいですね。

この記事へのトラックバック

  • フェラガモ アウトレット

    Excerpt: 認可保育園、特別養護老人ホームに入れない ただし、大学は望みさえすれば入れる 不思議な社会・日本 伝右の日記・日々考えること感じること/ウェブリブログ Weblog: フェラガモ アウトレット racked: 2013-07-03 13:50