1万3前年前の生きた古細菌みつかる 古といっても年寄りでじはなく、分類学的に原始的であるということ

基本的には微生物の寿命は無限である。寿命(Wikipedia)には次のようになっている。

細胞の分裂回数の限界
 一般に単細胞生物には寿命の概念がない、寿命は無限大と考えられる。ただし例外的に繊毛虫(ゾウリムシの仲間)では分裂後の隔離を繰り返して自家生殖・接合をおこなわせないと細胞分裂ができなくなる現象が起こる。同じく動物の正常な体細胞では一定回数以上分裂できない現象がある。これをヘイフリック限界といい、生理的寿命の原因であろうとされている。原核細胞(細菌・古細菌)、多くの動物以外の真核細胞および動物の生殖細胞や癌細胞はこのヘイフリック限界をもたないため無限に分裂できる。これは細胞分裂時に短くなる染色体上のテロメアと呼ばれる配列を動物体細胞では延長できず、ある程度以上テロメアが短くなれば分裂できなくなるからである。よく誤解されるが細菌や多細胞種を含む植物細胞や菌(カビやキノコ)細胞、さらに動物の中でも上記の海綿動物、腔腸動物や扁形動物の細胞ではこのヘイフリック限界のような現象は認められていない。


微生物が死に至るのは、その生活環境が生活に適さなくなるからである。たとえば、酒造りにおける酵母のように自ら作り出した酒(エタノール)により自らを殺菌したり住環境のpHが変化したために死滅したりなどがその典型例であろう。

今回のニュースは1万3千年前の枯細菌が見いだされたというものである。枯細菌とはその寿命を言っているのではなく、分類学上原始的な微生物ということである。微生物の進化の一過程である。

適度な栄養があり、休止状態で生き延びられる環境が整ったため、長期間の生存が可能になったものと考えられる。

微生物を長期保存するには、微生物の生活条件に制限を加える。マイナス20℃の低い温度で保存する場合に寿命は3~6か月である。この温度でも増殖が進み、次第に微生物の生存に不向きな条件となってくる。マイナス196度(液体窒素)下ではかなり長期な保存が可能になる。グリセリン中の微生物を低温で保持する場合もある。この場合には、エサとなる窒素源がないので微生物は増殖することはない。


考えるに、人間の寿命も似たところがある。日本でも百歳以上が1万人を超えたが、飽食では成人病となりとてもここまでは生きられない。やはり腹8分目だろう。



asahi.com 1月15日

3万4千年前の微生物、生きていた 砂漠の岩塩から発見

 米カリフォルニア州の砂漠デスバレーの2万2千~3万4千年前の岩塩の中に、単細胞の微生物が生存しているのを、ニューヨーク州立大の研究チームが見つけた。これほど古い生物が生きた形で見つかったのは非常に珍しい。米地質学会の専門誌GSAトゥデーに発表した。

 この微生物は、掘り出された岩塩に閉じこめられた塩水滴の中で見つかった。栄養を与えて最大90日間培養したところ、900の試料のうち五つが成長した。そのDNAを調べたところ、古細菌と呼ばれる生物の仲間で、高い塩分濃度の環境を好む特徴を持っていることがわかった。

 塩水滴に残っていた緑藻が栄養源になったり、体の形を小さな球状に変化させて「休眠モード」状態になったりしていたことで生き残れたらしい。チームは、今回のような「長生き生物」の秘密を探ることが、地球の奥深くや惑星などでの生命探しのカギになると指摘している。
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