アパホテルの人工ラジウム温泉大浴殿とは何か? 人工で作ったラジウム??

人工ラジウム温泉という耳慣れない言葉をアパホテルの広告の中に見たので、何かを調べてみることにした。

できるだけ個人的な意見入れず、調査した事実を記していく。

まず人工ラジウム温泉とは何かであるが、明快に説明しているサイトをまだ見つけていない。そこで、特許より引用する。人工ラジウム温泉のラジウムの源はウランまたはトリウム含有放射線物質となっている。

なお、ラジウム温泉一覧はあり、そこに放射能の強度も記されている。

特許で目標としている放射能濃度は40~173ベクレルとそんなに強い値ではない。ただし、アパホテルにおいて、放射能濃度がいくらに設定されているかは不明である。この濃度が高くても低くても人工ラジウム温泉であることには偽りはないのであるから。

結局、人工ラジウム温泉とは、原子崩壊により放射性のラジウムを放出するウランまたはトリウム原石を海外から輸入し、これを湯につけて出てくる放射性ラジウムをとらえ、入浴用の湯として利用する温泉である。

以下は、関連サイトよりの引用です。


特許より
人工ラジウム温泉設備 特開2004-81405
引用開始
【課題】浴槽内の温浴用水の放射線量が常に一定の範囲内に維持されるようにした人工ラジウム温泉設備を提供する。
【解決手段】温浴用水製造装置(1)と浴槽(3)とを供給管(5)を介して連結し、該温浴用水製造装置により製造された放射能を有する温浴用水を浴槽に供給するようにした人工ラジウム温泉設備において、
【特許請求の範囲】
放射線量が常に3~13マッヘの範囲内に維持されるようにしたことを特徴とする人工ラジウム温泉設備。
【発明の属する技術分野】
本発明は人工ラジウム温泉設備に関するものである。なお、人工ラジウム温泉には人工ラドン温泉人工トロン温泉とが含まれる。
【従来の技術】
特公昭60-47858号公報は放射能を有する温浴用水を人工的に製造する温浴用水製造装置を備えた人工ラジウム温泉設備を開示している。以下、この人工ラジウム温泉設備を「従来の人工ラジウム温泉設備」という。
【発明が解決しようとする課題】
人工ラジウム温泉設備においては、多数人の入浴により、或いは温浴用水製造装置が製造した温浴用水を浴槽に供給した後の時間の経過により、浴槽内における温浴用水の放射線量が減少し、ラジウム温泉としての効果が失われる。
本発明は、上記従来の人工ラジウム温泉設備におけるこのような問題を解決しようとしてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の人工ラジウム温泉設備を提供するものである。
ウラン又はトリウム含有放射性物質を充填した内槽を利用。
※3~13マッヘの放射能は40~173ベクレル
                                     引用終了


参考)全国ラジウム温泉一覧
    ここに温泉毎の放射能強度が示されている。
    マッヘ(M.E.) 放射能の濃度を表す単位
    1マッヘのラドンの放射能は約13.3(ベクレル)

温泉(Wikipedia)
引用開始
 温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー以上含む温泉。これらが放つ放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、ホルミシス効果で免疫細胞を活性化させるので、むしろ体に良いのではないかと考えられている。 皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれ、特に良いとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害である。癌の発育を妨げることがあるのではないかとも言われている。ただいずれの適応症も今のところ確たるエビデンスが得られておらず、今後の研究が待たれるところである。ラドン温泉の治療効果を解明すべく、三朝温泉には岡山大学医学部附属病院三朝医療センターが設置されており、本格的な研究を行っている。
                                       引用終了


ラドン(Wikipedia)
引用開始
ラドン温泉
 温泉の含有成分としてラドンを含むものは放射能泉として分類される。ラドンおよびそれ以後の各種放射性同位体が放つ放射線が健康に寄与するとの考え(ホルミシス効果)があり、痛風、血圧降下、循環器障害の改善や悪性腫瘍の成長を阻害するなどと行った効能があると考えられている。しかしこれらを客観的に示せるエビデンスは得られておらず、今後の研究の発展に期待する状態である。日本国内では三朝温泉(鳥取県三朝町)、有馬温泉(兵庫県神戸市)、るり渓温泉(京都府南丹市)などがラドン温泉として知られている。特に三朝温泉は療養泉として古くから様々な患者を受け入れている。
                                      引用終了

放射性元素の崩壊系列(Wikipedia)

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放射能温泉としては人工ラジウム温泉以外にも人工ラドン温泉と人工トロン温泉があるようだ。トロンもラドンで、原子量のみが異なる共に放射性元素です。

     ラドン及びその子孫核種の崩壊図式とその役割
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低濃度でも肺ガンリスク  日本では温泉調査
引用開始
 ラドンの問題は当初、ウラン鉱山労働者の肺ガン研究で浮上した。
 欧州では90年代の国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を基に、屋内の大気1立方メートルに含まれるラドン放射線量として200~400ベクレルを対策基準値に決めている国が多い。
米国は148ベクレルだ。
日本は基準値を設定していない。
風通しのいい木造家屋では、石やコンクリートの家屋に比べ屋内にとどまるラドンが少ないからだ。
政府の調査でも、940軒の家屋で平均15.5ベクレルと欧州より低濃度だった。
しかし、最近、肺ガンリスクは低濃度でもそれなりに増えるらしいと分かってきた。100ベクレル上がるとリスクが8~16%増えると推定された。
こうした状況を受け、WHOは指針作りに着手。ジュネーブで3月に開かれたラドンプロジェクトの会合には23ヶ国から専門家60人余りが集まった。
日本から参加した放射線医学総合研究所の米原英典チームリーダーによると100ベクレルを対策基準に推す意見が目立ったという。
地下水にラドンガスが溶け込んでできるラドン温泉は「体に良い」と言われてきたが、科学的根拠ははっきりしない。
今回の調査で、国内の代表的なラドン温泉の建屋内の測定ベクレルの測定値は、15~980ベクレルだった。1年間毎日2時間利用すると仮定すると年間被曝料は平均、一般人の限度である1ミリシーベルト以下だった。
                                    引用終了


日経新聞 4月20日の広告より
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  • ラジウム温泉やラドン温泉は健康に有用か?

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