伊藤ハムのホームページ上での問題解決報道で不可思議に思うこと

お知らせ
  伊藤ハムの事例より学ぶ企業風土と社員の幸せ
  2月1日より30回シリーズ 掲載を開始しました


本文
伊藤ハムのホームページを開くと女性の声でアナウンスが流れる。
「伊藤ハムからのお知らせです。このたび、第3者による調査対策委員会により製品に使用する水の安全が確認されました(どのように確認されたかには触れられていない)。

本ホームページ中に、伊藤ハムは12月11日に第69期第2四半期報告書を掲載した。

http://www.itoham.co.jp/corporate/news/img/00000804.pdf

その中で、不可解に感じるところがある。

資料中の第5ページ。9月24日の個所である。

次のようになっている。

9月24日 No2井戸処理水の9月度定期検査(9月18日採水)で基準外となる→0.02mg/L
※基準外の数値は、原水に滴下する次亜塩素酸Naの影響の可能性があると専門業者より説明を受けたため、再検査を手配。

10月25日 今般の件について記者会見を実施し公表
 たしかここでの報告は「井戸水中にシアンが含まれた」であったと思うが?

11月4日 有識者による「調査対策委員会」(第1回)を開催

そして12月4日の新聞(私は日本経済新聞を見たが)で、原因が消毒剤の管理の不備や使用量の誤りが原因であり、地下水自体が汚染されている可能性は低いと発表。

資料中の第6ページの「調査対策委員会について」で、調査対策委員会7名の氏名が公表されているが、どのような道筋で問題解決に至ったかは記されていない。


シアン検出の事態が本社に知らされるまでに1カ月を要し、本社(社長)はあわてて記者会見を実施して事態を公表。しかし、その原因はその時点では闇のなかであった。

しかし、上の9月24日の項目を見て分かるように、少なくとも工場担当者は、その原因が次亜塩素酸Naにあることを知っていた可能性がある。

有識者による調査対策委員会を11月4日に立ち上げてから、問題の原因が究明できたとの報告までにさらに1カ月を要している。問題の発生から数えると2カ月強の長期にわたってしまったことになる。

工場担当者-工場長-本社担当者-社長、この間で情報の流れを阻害する何かがあったのか? あるいは、情報が流れない仕組みになっていたのか?

本資料を見て愕然とした訳である。


私なりに新聞情報よりまとめた本事件の経緯は別のブログページに記載した。



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3 表示制度をめぐる諸課題
4 偽装食品表示の構造
5 なぜ食品偽装が起きるか―起こさないためのケーススタディ
6 品質表示制度だけで信頼が確保できるのか
7 食品事業者の主体的な取組が求められている
資料編

           


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